大切なものは心の中に

チュジフン主演「キッチン」を中心とした作品の2次小説書庫です。

光化門恋歌~東京公演

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あんにょんです。
雪が降るか持って言ってたわりに、いいお天気だった日曜日。
ずっと楽しみにしていた韓国ミュージカル「光化門恋歌」を見に行ってきました。
 
じゃん。
本日のキャストです。
 
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K-POPの子が目白押しということで、若い女の子の多いこと(笑)
もちろん、トウのたった乙女たち(爆)も私を含めたくさんいましたけど。
男の人は・・・見なかったなぁ。
 
なぜに明治座?という思いはぬぐえいないのですが、とにかく明治座
こじんまりした劇場で、15列目なんてずいぶん後ろかな?と思ったけれど、
意外と近くて、見やすかったです。
 
特にお目当ての出演者はいないけど、(しいていうなら、ミナンなんだけど・・・。)
大邱ミュージカルアワードで大賞を受賞した作品とあって、とても楽しみにしていたんですが・・・。
あ・・・ここから先はかなりのネタばれなので、
これから見に行く方で、聞きたくない方は、ここでストップしてくださいね。
 
あ。もし、「ジャックザリッパ―」を見て感動して、韓国ミュージカルに目覚めて、
このミュージカルを見に行こうとする方がいらっしゃいましたら、
その「ジャックザリッパ―」は、頭から抜いて見に行ってくださいね(笑)
           
           ***(この先、ネタばれ注意!)
  
私、メイドイン韓国なミュージカルは初めてだったのですが・・・。
いや、もう題材が光化門での学生運動という時点で、こてこてな作品だってわかっていたんだけど。
ダサいというか・・・泥臭いというか・・どっぷり韓流ドラマの世界で。
これはねぇ・・・ミュージカルというジャンルじゃなくて、演劇のくくりにして欲しい。
 
Don Juan」とか、「ジャックザリッパ―」と同じ目線で見てしまうと、言葉に詰まります。
1幕の前半はそんな感じで、「まいったな・・・。」の一言しか出なかったんです・・・。
 
ともかくですね・・・歌が、K-POPもしくは、韓流ドラマのOSTばりなわけですよ。
想像していたミュージカルナンバーとは全然違っていて、面喰います。
舞台も、音楽も、ストーリーも、良くも悪くも韓流ドラマで、そこんとこ割り切れないと、
ただただ辛い舞台になります。
 
韓国での初演は、どうだったんだろう・・・?
というわけで、youtubeで調べてみたら・・・韓国公演の方は・・・ちゃんとミュージカルになっておりました(苦笑)
ともかく、はっきり言って日本公演は、K-POPの若い子たちのための舞台ですね・・・悲しいけれど。
 
あ・・・ここまで読んで、吹き矢なんて飛ばさないでね(笑)
 
じゃあ、よくなかったのかというと、・・・私は好きかも(爆)
 
完全韓国色の舞台。
韓国って言う国のカラ―を感じながら見る。
そんなふうに頭を切り替えたら、なかなか面白く見ることができました。 
偏見を持たず、韓国ってこういうの好きだよね・・・って受け入れると、ストーリーにスッと入っていけます。
切ない・・・とっても切ないお話ですが、私も韓国の人たち同様、こういうお話は好きでして・・・(笑)
 
ストーリーはというと、
いちおうHPのあらすじ  http://www.k-koiuta.jp/story/  
 
でも、ここに書いてあるのとは、ちょっと違うんですよね。
 
主人公は、歌謡曲の人気作曲家のサンフン。
彼の元に、ジヨンという若者が訪ねてきます。
「先生の作った曲を使って、あなたの事を書いた舞台を作りたいんです。」ってね。
字幕では「コンサート」と書かれていますが、多分、この「光化門恋歌」そのもののことを言っているんでしょね。
 
「ストーリーは大体できています。こんな話です・・・。」
 
ジヨンの語りで、舞台が始まります。
 
本日のジヨンは、INFINITEのウヒョンくん。
だけど、HPにはなぜか、彼のプロフィールはなく・・・。
 
いや、かわいかったですよ。
こまっしゃくれて、やんちゃで・・・でも、サンフンをすごく慕っている。
1幕目は、結構、存在が謎な人物です。
2幕目に、彼の正体が判明するわけですが・・・。
 
わたしがひっそりと贔屓にしています彼。
 
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じゃ~ん。
FT ISLANDのミナリくん。来週からの登板になりますが、彼がやったらきっとかわいいだろうなぁ・・・と。
こっそりと脳内変換して見せていただきました。
今のところ、彼の登板時期にはちょっと行けそうもなくて残念。
 
ジヨンが書いたというストーリーを、サンフンに聞かせると、
実は、彼だけが知っている彼の昔の忘れられない恋の話で、
その話を聞きながら、サンフンは昔を回想していくわけです。
 
ライブハウスで、音楽活動をする若きサンフン、そこには、後輩ミュージシャンで、学生運動をするヒョヌ。
そこへやってきた美しい声のヨジュに、2人は同時に恋をする。
告白することのできないサンフンと、年下のくせに強引で、積極的なヒョヌ。
ヨジュは、サンフンを尊敬しながらも、ヒョヌに惹かれて行く。
悲しい三角関係は、ヨジュがヒョヌを選んだことで終結するはずだったのに、
学生運動のデモ中に、ヒョヌが逮捕されたことで迷路に入ってしまう・・・。
 
舞台の展開は結構複雑で、現在と過去が、ぐるぐると入れ替わり立ち替わり、そして時にシンクロします。
それは、あたかもサンフンの心の中のようで、
今も残る想いの場面では、現在の姿の彼が、過去の場面に登場したりして、
私はとっても好きです。
 
でも、ちゃんとストーリーを追えない人には、何が何だかわからなくなってくるだろうなぁ・・・。
 
とくに2幕の最後の方は、これが「ジヨンの書いた話」であるとわかっていないと、さらに混乱します(笑)
だって、「ラストシーンは、どうしますか?」って、ジヨンがサンフンに選択させるわけで・・・。
 
すごいネタばれですけど(笑)
 
ヒョヌのいない間にサンフンはヨジュを支え、2人は結ばれたかのように思えたのに、
3年後、ヒョヌが釈放されたことで、振り出しに戻ってしまう。
実は、ヨジュにはヒョヌの子供を産んでいて、サンフンは全てを知った上で、彼女たちを支えていたんですね。
 
その子がジヨン。
 
その時、彼はヒョヌの元に彼女を行かせてしまうんですね。
 
「愛は大きければ大きいほど、身を引くものだ。」
それがその時の彼の答え。
 
だけど、彼女への想いはずっと消えずに残っていて、
ジヨンの話を聞きながら、気持ちが過去のあの決断の時に戻って、悲しみを反芻する。
 
「今頃のなって、後悔するのか・・・俺は。」
 
「愛しているんだ、ヨジュ、行かないでくれ!」
口に出すことのできなかった一言・・・。
その一言が言えたのなら、今よりも幸せだったのだろうか・・・?
  
この動画が、この後のシーン。
(これは、韓国での公演です。悲しいかな、やっぱり、できはダンチでした(泣)
これが見たかったけれど、字幕がないと、全然わからないだろうな・・・この作品は(涙))
 
 
ここのくだりは、かなり泣けました。
(「このデキで?」と、一緒に行ったうちの職場の大先生談)
 
なぜ泣けたかって言うと、現在のサンフンと、ウリお話のおやじドゥレが重なっちゃったから(苦笑)
いや・・・もうね、重なるんですよ。
三角関係に敗れたことと言い、身の引き方と言い…。
そんでもって、未だに心に想いが残っているあたり・・・。
でも、ヨジュの立場は、モレだったのか、ジュレだったのか・・・(爆)
 
途中から、妄想が爆走しちゃって、涙が止まらず・・・。パボ…(爆)
 
ここの動画でのダンスは、ヨジュを手離した後のサンフンの傷ついた心情を表しているのですが、
サンフンがやけになって次々と、女性ダンサーと踊るあたり、
蝶のように「自分の花」を探すウリドゥレに見えません?
 
 
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ドゥレや~~~!
切ないよ~~~~(涙)
 
 
前の画像は、かなり偏りがあるので(爆)、全体が見えるバージョン。
主要人物による合唱は、「Don Juan」の「SELL」を思い起こすよう。
 
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・・・どこまで行っても、私ったらジフニから抜け出せないのね・・・(笑)
改めて、彼への愛を再確認。(こんなところで・・・(爆))
 
こうして失意の中、病身の彼は死に向かっていくのです。
・・・でも、このままでは終わらなくて、
最後にまた切なくも美しいラストが待っているのですが、それは内緒に(笑)
 
そこはね、ドゥレとヘインを思い浮かべてしまいました。
なぜかというと・・・それも秘密。だって、この後のウリお話にとっても関係しているから。
(あ、おやじドゥレは死にましぇんから、ご安心を。)
 
「いったいどのあたりで泣けたの?」と、大先生に聞かれても、
まさかウリドゥレの事を言えず(2次小説を書いているというのは内緒にしているので(爆))、
ちょっと困っちゃいましたね。
 
さて、本日の主人公、現在のサンフン。
 
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いや、この方は、そんなに期待はしていなかったんですが・・・。
歌もあんまりうまいとは言えないような・・・・。
というか、最初は歌手のような歌い方だと思っていたんですが・・・。
よくよく見ていると、歌もダンスも、かなり抑えておいででした(笑)
 
ともかく、明治座、小さいんですよ。
力いっぱいやったらぶつかりそうな感じ。
おまけに、ダンスの振り付けは、やけに簡単で(笑)
おじさんの役なのに、けっこう、踊るシーンもあるんですが、いや~楽しそうに踊るんですよ。
 
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カーテンコールのダンスシーン。
向かって左の白いシャツの男性が彼です。めっちゃノリノリ(笑)
今回、カーテンコールは、写真オッケーなんですね。
(思い入れのなさが、写真に出ております(爆)
「「彼」が出ていたら、こんな写真の撮り方しないでしょ?」と笑われました。)
 
もちろんうまいです。群舞で踊るシーンだって、ターンやステップもやけに切れが良くて、
「もっと踊りた~~~~い!」っていうのが、身体から迸る感じで(笑)
この人には大きな舞台で、思いっきり踊って欲しいなって思いましたね。
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でも、なにがいいかって、この人の演技です。
外見ちょっと、ぺ・スピンsiiに見えてしまって困ったんですが(笑)、 
 
 彼の哀愁漂う背中に・・・。
全てを受け入れながらも、
心を過去においてきてしまった彼の表情に・・・。
そのくせ、ちょっぴり無邪気でやんちゃなところもあって、
私の思う「おやじドゥレ」の雰囲気がとても似ていたんですよねぇ。
(あ、雰囲気だけね。おやじドゥレは、スピンsiiには似てませんからっ!!)
 
 
 
こちらが、過去の若いサンフン。
 
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実は、この方を目当てで行ったのですが、あんまりノッていなかったみたいです。
歌は格段に上手でしたっ!!この人の歌だけで泣けます。
だからこそ、ノリ切れていなかったのが残念っ。
ちなみに、ちょっと・・・というか、かなりヨン様に見えたのは、私だけじゃないはずっ!!
 
26日の1日だけ、ユノsiiが公演します。
これ・・・ユノファンは、たまらんだろうなぁ・・・。とても良く似合ってると思います。
いくら積んでも(苦笑)、見に行きたいだろうな・・・と思いますよ。
 
もしジフニだったら・・・いや、ジフニにはこの舞台は踏まなくてもいいや。
これは、彼はやらなくていい舞台だから(笑)
・・・と言いきるのは、見ればわかります。
いい舞台か悪い舞台化ということではなく・・・ね。
 
次、もう一度見に行くかどうかは不明です。
だって舞台が小さすぎて、なんだか窮屈さを感じてしまうから。
みんながみんな、ちゃんと手足を伸ばしていられないような・・・そんな感じ。
それでも、客席と舞台が近いから、
こんな近くで自分の好きな人を見ることができたら、こんな幸せなことはないだろうなぁ。
 
はっきり言って好き嫌いが分かれます。
それがすべて。・・・そんな舞台です。
 
こんなレポですみません。
お願いね、吹き矢は飛ばさないでねぇ~~~。
 
最後に。
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なんと!米輪がありました。
日本公演でも、こういうの出せるんだね。
びっくり。
たくさんある中から、ユノペンのものをチョイス。
個人的に、ものすごくウケたので。
いや、いいです。このノリ。このセンス。
 
ジフニに出した時のことを思い出しました。