大切なものは心の中に

チュジフン主演「キッチン」を中心とした作品の2次小説書庫です。

ウンテくんが止まらない(汗)~フランケンシュタイン版

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あんにょんです。
前回の渡韓でえらいことになったこれですが・・・。
ジフニの誕生日の後、5/18に無事千秋楽を迎えました。

で・・・・。
完全に私、フラロス(フランケンシュタインロス)になっております。
ジフニ祭り開催中、なんとか盛り上がってはいたのですが、
心のどこかがぽっかり穴があいたような脱力感が拭いきれず・・・。

なので、やっぱりやっちゃいます。
ウンテくん祭り。
っていうかぁ・・・今、この人の曲しか聞きたくないの(爆)

フランケンシュタイン」しかり、次回作「MOZART!]しかり。
Wキャストのハン・チサンさんもすごくいいんだけど、
私の耳はいま彼の怪物とアンリしか受け付けられなくて。

youtubeさんでたくさん上がっているので、夜はもっぱらかけ流し状態。
・・・あもちろん、ジフニ祭りちうだから、妄想もばっちりもっこしなんで、
頭の中がもう、ジフニとウンテくんでぐるぐる回っている・・・そんなすごい状態。

えっとですね、彼が演じた役と言うのは、
アンリと言うビクター・フランケンシュタイン博士(以後ビクター)の助手であり友人と、
その彼が、のちに事件に巻き込まれて怪物になるんですね。
で、冒頭の写真は怪物になった彼の姿です。


こちらが、アンリの一番の見せ場の歌です。
気高く純粋なアンリ。
過ちを犯してしまったビクターの身代わりになって絞首刑される前のシーンです。

親も兄弟もなく、天涯孤独だったアンリ。
「ちんぐ」と呼んでくれたビクターに、誠心誠意を尽くす姿は、
まるで運命の恋に落ちたかのよう。

あまりに切なくて、涙が止まらなくなっちゃいます。


こちらは、その一つ前のシーンで、
研究がうまく進まなくてくさっているビクターを慰めて酒盛りをするシーン。
いや、本当にこの方、歌も文句なくうまいんですが、
踊りもいけているんです。
タップ風にステップを踏んでおどけるアンリのなんと可愛いことか。

「俺には親も兄弟もいないけれど、ただ一人友達がいる、それでいいじゃないか。」
そんな風に歌われたら、たとえ男だって、きゅんとせずにはいられないわ。

ああ・・・アンリ、本当にあんたビクターのことが好きなんだね。

そして私はひとり、またドゥレを想う・・・わけです(苦笑)

それが。
1幕最後に、怪物に生まれ変わって登場するわけです。

アンリだった記憶も知識もすべて消え、
新しい命として目を覚ます。
それは人ではなく獣そのもので、信頼していた執事ルンゲをかみ殺してしまうんですが。

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口の中まで血で真っ赤にして、唸る怪物。
瞳に宿る光には、何の感情もなくただ本能のまま生きる獣そのもので、ぞくりとしました。
「失敗作」として、ビクターに銃を向けられ、逃げる怪物。

そして3年後。
もともとあった知識が少しずつよみがえり、
「アンリ」の記憶も「知識」としてよみがえっていく。
残酷な仕打ちを受け、生きると言うことに絶望しか見いだせない怪物。

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うう・・・。
信じていたものすべてに裏切られ、ゴミのように捨てられる怪物の悲しみの表情。
怪物なのに、せくしぃすぎる・・・。

全てに絶望し、生を与えておいて無責任に自分を捨てたビクターに
復讐するために戻ってくる怪物。

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はい。
なんて冷たいまなざしなんでしょう。
この冷たいまなざしで、淡々と歌う怪物。
だけどそれがたまらなく悲しさを纏っているんですね。
彼が冷淡にふるまえばふるまうほど、にじみ出てくる悲しさに涙が出てしまう。

生まれ堕ちた魂は純粋無垢な赤子の様なのに、
身体と頭脳から成熟した大人の記憶が流れ込み翻弄され、
世の中の理不尽さに対する怪物の怒り、慟哭、そして悲しみ。
そんなのを全部背負った複雑な心情を繊細に演じています。

アンリ→死体→新たな命(獣化)→純粋無垢な心(子供)
→冷酷な復讐の鬼→愛に飢えた悲しい心

こんな風に変化する役を、繊細に演じ分けていてぞくぞくしちゃいます。
一昔前まで(DonJuanの頃)は、歌はうまくても
演技や踊りがいまいちの俳優さんがほとんどだったのに、
この方ときたら、もうどれもこれも天下一品で、
「ジフニぃ・・・頑張らないと大変だよぉ。」と泣きたくなってしまうのよ・・・。

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身長182センチ、すらりとした細マッチョな肢体は、
ロングコートもジフニばりに着こなし、
(脱げば眩しいほど無駄のないいい身体(笑))
悲哀に憂いだ切ない表情。

そのくせカーテンコールでは

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あどけない子どものような表情で、

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マッコン(千秋楽)のラストでは、
バレリーナばりのピルエットをかまして、
ビクター役のイ・ゴンミョンさんに全身で抱きつくおちゃめさ。

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踊る怪物。
う、美しすぎるの・・・。

私の見た舞台でも、無邪気な抱きつきを披露してくださり。
きゅんきゅん。

終わった後、思いがけずウンテくんの韓国FCのペンミにも参加させてもらっちゃって、
握手もサインもいただいてしまいました。

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うう。
ジフニでもやってもらったことのない名前付きのサイン。

めっちゃ日本語かまして話をしたのに、
ちゃんと目を見て片言の日本語で答えてくれて、優しくうなずいてくれる真摯な態度。

もう、ジフニじゃないのにキュンキュンよ。

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そのあと、出待ちのペンに1人1人サインや握手で応えるウンテくん。
まだ、舞台の化粧を落としていないのに。
だから、そっと影から写真を撮らせてもらいました。

だって・・・iphone、めっちゃジフニなんだもん。
そこはほら…やっぱりマナーでしょう?

星の数ほどいるミュージカル俳優の中で、
誰の声とも間違うことのない彼だけの声。
パワフルなのにクリアで繊細。
遅くやってきた(デビューは26歳)天才は、天賦に甘んずることなく、
週2回のレッスンをどんなに忙しくても欠かさず通う努力家で。
そうやって声を大切に大切に鍛えています。

ジフニぃ・・・練習やってる?
あなたの熱心さも、どんなことをしても最後まで戦う意志も知っているけれど、
最近ちゃんと歌う(バンドじゃなくて)あなたを見ないから、
ちょっと心配になってくる。
あなたの良さも、あなたの強みも分かっているけれど、
デリケートすぎる喉をもっともっと大切にしてほしいのよね。

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敢えて最後にジフニのDonJUanを。
ありったけの希望を込めて。

映画だけじゃなくて、舞台にもいつか立つための準備を怠らないでね。

たとえウンテくんに嵌っていても、
私のベスト1はあなただから。